認可外保育園から認可保育園への移行
現在、認可外保育園を運営されていて、その施設を認可保育園にしたいとお考えの方が増えてきています。
認可外保育園から認可保育園へ移行する一番のメリットは、自治体からの助成金を受けることができるという点ではないでしょうか。ですが、認可保育園への移行は簡単に行えるものではありません。では、認可外保育園から認可保育園へ移行するためのポイントはどのようなものでしょうか。
以下、いくつかポイントを挙げましたので、是非ご参照ください。
自治体から認可保育園の公募があるかどうか
まず、一番多い形態として、自治体が認可保育園の新設等を公募するということがあります。
ですので、認可保育園への移行をお考えの場合は、まず、経営されている認可外保育施設がある自治体が公募を出しているかどうかを確認してみましょう。
公募している場合は、公募に応じるための条件等が定められていますので、その公募条件等をしっかり確認します。
もっとも、「すでに認可保育園を運営されていること」という条件が付いていることがほとんどですので、公募に応募することにより、認可外保育園から認可保育園へ移行することは難しいというのが現状です。
施設が認可要件を満たしているかどうか
認可外保育園から認可保育園へ移行するためには、当該施設が認可要件を満たしているかどうかを確認することが必要です。
もし、認可要件を満たしていない場合は、どんなに希望されていたとしても認可保育園となることはできません。
もし、認可要件を満たしていないということであれば、要件を満たすように増改築等の施設整備を行いましょう。
自治体との事前相談を行っているかどうか
上記施設整備の前に必ず行っておかなければならないのが、自治体への事前相談です。
この事前相談において、自治体が認可保育園の増設等を考えているかどうかが分かります。自治体で現状以上に認可保育園を増設する計画がないということであれば、その自治体で認可外保育園から認可保育園への移行は不可能です。
事前にしっかりとした移行計画を練ってから行動することが大切です。